Linです🌸
三国志展に行ってみた時のレポです。(旧ブログからの引越し記事のため、一部リライトしています)
開催期間は2019年の7/9~9/16、東京国立博物館の特別展でした☺
展示内容は、黄巾の乱から西晋による中華統一まで。
三国志演義といえば…の横山光輝先生の生原稿やNHK人形劇の人形、一級文物・貴重な資料(8割が日本初公開)などが集められて見応えのある展示。
しかも!動画以外の全作品が撮影可能なんて素敵すぎる。
🌸いざ展示会場へ
平日の午後だったからかそこまで混んでなかったですが老若男女問わず人が見に来ており三国志が幅広く愛されているのを実感。
音声ガイドは通常版(吉川晃司 550円)と三国無双版(声優さん4人、850円)があり、わたしは通常版を借りました☺
展示説明の合間に時々、吉川晃司さんの良い声で吉川英治の「三国志」が朗読されるのが嬉しい。
物語の始まりはやはり「桃園の誓い」。横山光輝先生の生原稿から開始。尊い…
横山三国志といえば中学生の頃に全お小遣いを投入して一冊ずつ60巻揃えたという懐かしい思い出が。
横山先生の生原稿は合計7点。
関帝廟の壁画の一部です。
あと2つ、展示がありました。
こんなの持って来ちゃって良いのかしら👀❓とちょっと心配に笑
🌸NHK人形劇「三国志」の人形たち
NHK人形劇の人形は、高さ50センチ以上ありそうな大きさ。
生で見るとなかなかの迫力。三国の君主は勿論、主要人物の人形が並びます。
衣装、かなり豪華なんですよね☺
こちらが劉備。
若い頃の人形と比べると、頭の被り物が同じなんですね。
↓ NHK人形劇のDVDパッケージ見るとベースの人形(顔)は同じなのかな?
そしてこちらが孫権です。
色んな創作物で描かれるイメージに一番近い気がします。
🌸副葬品などから文化を見る
中山靖王 劉勝の宝剣。結構長い。ちょうどまだ青銅が剣に使われていた頃のものです。青銅製の剣は耐久性が低くすぐ使えなくなったよう。
三国志の時代は鉄製へシフトしていく時期でした。
後漢2~3世紀、涼州の張将軍の墓の副葬品。
時期を考えると董卓のもとにいた張将軍の可能性があるよう。
当時の有力者が移動する様子をリアルに感じられます。
曹家の墓にあったレンガ(?)
「倉天乃死」と書かれています。
黄巾の乱の「蒼天すでに死す」を思い出しますね。血がたぎってきます👀(甘寧風)
🌸「赤壁の戦い」を肌で感じる
こちらは赤壁の戦いでの矢を再現したもの。これは圧巻です。
横山先生の生原稿には、
10万本の矢を3日で作るよう無茶振りされた諸葛亮が、
霧の濃い日にダミーの船で敵陣に行って集めてきたエピソードが。
こちらは連弩。弓は弧を描いて飛びますが、真っ直ぐ飛ぶので殺傷力高そう。
連弩の矢尻も展示されていたのですが、細かく尖っていて、「これは痛そうだ」としみじみ👀
連弩といえば三国無双では結構嫌な武器ですしね笑
檄や矛などの武器も展示多かったのですが、定軍山で大量に出土した撒菱にもびっくりしました。
帆船の模型ですね。まさにレッドクリフ。
🌸曹操高陵実物大模型
赤壁の戦いブースも見どころですが、2009年に発見された曹操高陵(お墓)の
実物大模型(骨組み)にもテンションが上がります。
曹操の棺が置かれていたとされる場所には白磁の壺が展示されていました。
白磁は5~6世紀に作られたとされていましたが、220年に没した曹操の墓から出土されたため、
白磁の技術が生まれたのはもう少し早かったのでは、と議論されています。
曹操の遺言どおり、薄葬(質素な墓)で、金品の副葬はありませんでした。
現地では入り口までしか行けないという話もある曹操高陵ですが,こうして実物大模型に入って見るとロマンがありますね。東京国立博物館、やるなあ。
↓吉川晃司さんのインタビュー↓
他にも曹丕が欲しがっていたベルトの装飾品や、公孫氏が
日本と交流があったのではとされる出土品などなど…
展示の最後には西晋が統一したと書かれたレンガの展示が。
何か寂しい気持ちにもなりますが、歴史が一幕終わりを告げたという感じです。
ここに載せた展示品はごく一部なので、まだまだありましたよ👀
当時の文化を知る興味深いものがいっぱいありました☺
🌸 噂の、お土産コーナー!
横山光輝ファン垂涎コーナー。単行本表紙の携帯ケース、マグネット、手ぬぐい、Tシャツなどなど。
無双武将のもありましたが、イケメン無双武将グッズにはあまり興味がないので…
ゲームは好きなんですけどね。
「温州蜜柑でございます」クッキー、劉備のお茶やら、じわじわツボに入ります☺
そしてこれ!お名前ハンコ!!!劉備と曹操のもありましたが,
諸葛亮ファンの私は即決で諸葛亮ハンコを購入。いつ使うとかどうでも良いです☺
病棟で使ったら嫌がられるかな。
買うかちょっと迷ったのが印章のクッキー型。
流石に皇帝の玉璽はなかったですが、曹休の印章(三国志の中で唯一
本人のものと確定されている)があったので、ちょっと惹かれますよね☺
クッキー型、曹操直筆(とされている)書字の拓本もありました。
ちなみに…
ホテルオークラ「ゆりの木」で諸葛亮の白扇の形の落雁が食べれるという情報があり気になっていましたが、
なんと3時間以上も展示を見ていたので16時の閉店に間に合いませんでした。残念。
↓東京国立博物館↓
Lin🌸