東京アート巡り「岡本太郎記念館」@表参道

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Linです🌸東京には美術館がたくさんあるのでアート鑑賞が好きな方は行く場所に困らない程アートに触れやすい環境にあります。私は都区内在住ではないのでそんなにあちこち回り切れてはないのですが、行った美術館について少しずつレビュー&ご紹介していけたらと思います。

今回は表参道の裏通りに入ったところにある「岡本太郎記念館」です。(実際に行ったのは2019年の6月です。)

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🌸岡本太郎記念館とは

岡本太郎記念館入り口
岡本太郎記念館入口

岡本太郎さんが84歳で亡くなるまでの50年近く生活と作品制作・原稿の口述など活動の拠点としていた場所。アトリエでありご自宅でもありました。

こちらの美術館、もと個人宅であるためそう大きくはないのですが、総所蔵作品数は約1000点ほど。

岡本太郎記念館の足の形ドアノブ
岡本太郎記念館入口のドアノブ

入口のドアノブ足の形をしているのですが、丸みを帯びた形が力強くて可愛い。親指のところにある顔を見て、「ふふ」と笑顔になります。

ドアを開けてエントランスを入ると左手にチケット売り場があり、正面にもオブジェがあります。

そしてその横にはガチャガチャが。いやー、これすごい惹かれますやん…でも物が増えるのは嫌なのでグッと我慢をして2階へ。

🌸2階展示室

岡本太郎記念館2階展示室(壁が真っ赤)
岡本太郎記念館2階の展示

壁の色が真っ赤なのが実に岡本太郎さんらしい展示室。所狭しとパワフルな作品が並んでおり、岡本太郎ワールドに迷い込んだ感じになります。

2階には活動年表、作品の写真が壁面に飾られた資料室みたいな展示があるのですが、こちらもなかなか見応えがあります。

現物は大阪の吹田市万博公園にある「太陽の塔」ですが、50分の1サイズ「太陽の塔」原型があると「TOKYO美術館」(しかも2013−2014とちょっと古い号…)には書いてあるんですけど、あったっけ…

他の作品群に目を奪われてしまい記憶に残ってないのです(ボーッとしててスミマセン💦)が、所蔵作品が1000点あるということなので、その時期ごとに結構展示を変えているのでしょう

と、都合よく解釈していたら、#岡本太郎記念館のインスタ見ると、まだ見た事ない作品が色々出ていたので、やはり入れ替えしてるんですね。また行かねば👀✨

↓↓「TOKYO美術館2018−2019」これが現時点の最新版かな?↓↓

↓↓大阪万博のシンボル「太陽の塔」について↓↓

🌸企画展示

ここでは年に3回、岡本太郎氏に因んだ企画展が行われているのですが、この時開かれていたのは、さいあくななちゃん第21回TARO賞(岡本太郎氏の遺志を継いで、次代のアーティストを顕彰する岡本太郎現代芸術賞)で大賞を取った作家さんです。

第21回TARO賞は、さいあくななちゃんに決定。敏子賞は弓指寛治
岡本太郎の遺志を継ぎ、次代のアーティストを顕彰する岡本太郎現代芸術賞(通称TARO賞)が今年21回目を迎え、大賞となる岡本太郎賞にはさいあくななちゃんが、岡本敏子賞には弓指寛治が…

ちょうど画家さんご本人がライブペインティング「生きる」を描いてみえました!大胆かつワイルドな色使いが素敵。ペイントに使用した紙皿やタオルに絵具がカラフルに乗っており、まるでこれも作品のよう。

↓↓「さいあくななちゃん」公式サイト↓↓

さいあくななちゃん saiakunanachan
現代芸術家さいあくななちゃんのオフィシャルウェブサイト。最新情報から、過去作品まで。さいあくななちゃん自身がサイト運営しています。私の絵がロックンロールになったらいいな。

🌸1階展示室・アトリエ

1階展示室には、リアルな岡本太郎さんの等身大人形が自宅にきた客にアート作品の説明をしているかのように立っていて、それを取り囲むようにオブジェ、陶器、椅子などが並んでいます。一つ一つの作品が個性的でエネルギッシュで、それ自体が宇宙のよう。まさに「芸術は爆発だ」と感じます。

そして、まだ少し生活臭が残された部屋の中っていうのがまた時間を超えた雰囲気の場所という気がして、不思議な感覚になります。(しみじみ)

奥に行くとキャンバスなどの画材道具や本などが生前の状態のままにあるアトリエがあります。絵具が飛び散り時が止まっているようなこの部屋はまるで岡本太郎氏のアート制作の息吹が感じられるパワースポットのよう。

なんだか亡くなられているのかただ長期で不在になっているのか、ふと分からなくなるような、そんな場所かもしれません。

🌸「座ることを拒否する椅子」

実はこの日、結構暑買った上にあちこち歩いて疲れていたので、2階に上がった瞬間「ああ、ちょっと座りたいなあ。」と思ったものです。すると椅子らしき物があったのですが「…お、椅子があるじゃないの。さてちょっと座…え!?」という衝撃事態発生

2階の床にあったのは赤くて丸いオブジェ。「いやーこれは作品じゃないか。これに座るなんて何を考えていたのか、私は」と思ったのですが、これは「座ることを拒否する椅子」。タイトルを見て思わず笑ってしまいました。実際に座っても良いそうなのですが、こんな目に見つめられてお尻を上に置くのはなんだか憚られてしまいました。

しかしよく見ると可愛いんですよね。確かに1階のギャラリーショップにも「座ることを拒否する椅子」デザインを使ったグッズなどが売っています。なかなか洒落が効いていて良い感じですよね。

「岡本太郎記念館に行ってみた」

🌸彫刻作品がそこかしこにある「庭」

庭にはバナナの木に似たような植物はバショウ、カミヤツデなどの植物とともに岡本太郎さんの力強いフォルムの作品がそこかしこに在ります。2階のベランダ空は太陽の塔が顔を出しており、「なんかちょっといい」なあと☺️

南国の植物は葉が大きく曲線が独特で、岡本太郎氏の作品のエネルギーに融和しています。植物と彫刻作品を見て散策したりじっと見つめて鑑賞していると「ここは違う国なんじゃないか」という気さえしてきます

🌸併設カフェ「ア・ピース・オブ・ケイク」

美術館といえば併設のカフェ。ここ岡本太郎記念館にもカフェがあるのですが、色々と特色があります。

パンケーキを注文すると、パンケーキが美味しいカフェ「APOC」(表参道)のパンケーキが出てくる:表参道〜原宿といえばパンケーキの流行でお洒落で美味しいパンケーキ激戦区となった事が記憶に新しいエリア。エッグスンシングス、クリントンベーキングカンパニー、bills、レインボウパンケーキ、etc…

岡本太郎記念館からすぐの場所にあるAPOCさん、グルメな友人と食べに行った事があるのですが、こちらのカフェの系列だったのですね。そんなAPOCさんは友人お勧めのお店で、一緒に美味しいパンケーキとケーキを食べたのを良く覚えています。(んまかった…🤤)

↓↓オーナー大川雅子さん(料理研究家)のパンケーキミックス。パンケーキのデリバリーも。↓↓

pancake mix | apoc
パンケーキ専門店のAPOC(アポック)のパンケーキミックスは4種類。添加物、保存料、香料は一切使っていない『黄金配合』のバターミルクパンケーキ。

ビールを注文すると岡本太郎さん制作の「グラスの底に顔がある」グラスで飲める:1976年頃、「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」と岡本太郎さんが出演しているキリンのロバートブラウンというウィスキーのCMがありました。発売2周年のノベルティが岡本太郎さんデザインの「グラスの底に顔がある」グラスだったのですが、ここでビールを頼むとそのグラスで飲めるようなんですね。

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いかがでしたでしょうか?

こちらの美術館、場所も青山〜表参道のお洒落エリアですし併設のカフェもお洒落な雰囲気があり色々と楽しいので芸術鑑賞するデートスポットとしても良さそうです。オススメです☺️

🌸アクセス

「岡本太郎記念館」港区青山6−1−19 ☎︎03−3406−0801

10時〜18時 火曜定休日(祝日は開館) 料金は一般600円

交通:東京メトロ銀座線表参道駅より徒歩8分

駐車場:なし

↓↓公式サイト↓↓

岡本太郎記念館
The Taro Okamoto Memorial Museum
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