少し前の話になりますが、2019年に沖縄3泊4日に行ったのですが、その後に関西(大阪)に入り、その翌日には1日京都に行ってきました。
というのも、梅雨時期の苔寺(西芳寺)に行ってみたくて、写経の予約を入れていたんです。
その流れで、梅雨の京都 寺社巡りをしてみましたので、その時のことを記事にまとめてみました!
🌸 梅雨の京都 寺社巡り1社目:西芳寺(京都)
梅雨の京都 寺社巡りの1社目は西芳寺。3万5千㎡の庭園は国の特別名勝・史跡にも現在指定されています。
庭園に120種以上の苔がある苔寺として有名な西芳寺ですが、
お寺の中の庭を見るのには写経を予約しないと入れません。(公式サイトはこちら)
アクセス
最寄りの駅は阪急嵐山線の松尾大社駅。
そこから73系統(京都バス)「苔寺・すず虫寺」バス停まで5分、バス停から徒歩2分です。
写経の申し込みについて
予約も電話ではなく往復はがきで、しかも希望者が多い場合は抽選とのこと。
申し込みは参拝希望日の2ヶ月前から受付しており、少なくとも1週間前までには必着で出してくださいとのこと。
(ちなみに、2019年の6月から、中学生未満のお子さんは入場できなくなりましたが、年に数回、お子様参拝を開催しているようです)
写経は3000円~で写経自体は30分くらいです。
2019年の参拝時にはなかったと思うのですが、現在、オンライン申し込みも受け付けているようで、1組2人までの上限、1人4000円となっているようです。
また、開門時間は7~9月は朝10時、それ以外の時期は13時からとなっています。(原則、1日1回とのこと)
写経を行う本堂内は撮影が禁止なので写真はないですが、ざっと見ですがおそらく80人くらいの人が来ており、外国人の方も結構いらっしゃってました☺
写経するお経は?
写経するのは延命十句観音経です。
西芳寺は臨済宗のお寺で、この延命十句観音経というお経は何度も唱えるだけでご利益があるといいます。
写経の際、お経の他に心願(願い事)を書きます。
筆ペン持参してくださいと往復はがきに書いてましたが、硯と墨、筆が準備されています。
せっかくなので、筆ペンではなく準備された筆で写経してみました。
…む、難しい💦笑
赤坂氷川神社にて、七夕の夜に星合ひの縁結びで梶の葉に筆字で願い事を書くお参りをした時も苦戦しましたが、
筆って難しいですね…あの時は願い事を書くのに書き損じをしてしまい…ううっ。(ブログ記事はこちら)
御朱印
ちなみに御朱印は写経前に受付して、写経後に受け取りという流れ。
庭園
写経の後は自由に庭園を見て過ごせます。
写経開始時間から2時間が持ち時間なので、
10時開始の場合は12時までに出なくてはいけません。
お庭には、あちこち苔が生えていて、まさに苔のお寺です👀✨
しかし2019年は関西の梅雨入りが遅く、あまり苔が育っていないという状態…😭
通常なら7月頭は梅雨時期の真っ最中のはず…残念💦
お庭の奥の「枯山水」もこんな感じでした。
雨の多い梅雨ならきっと青々として綺麗だっただろうな…
ちなみに、西芳寺のすぐ近くにある鈴虫寺はすごい行列だったので断念。
たくさんの鈴虫が「リーリー」と鳴くお寺で、面白いと噂の仏教講和(30分)、聞きたかったのですが時間なく。
また苔の綺麗な時期にリベンジしたいところです。
🌸京都グルメ「きゃんでぃ」江戸焼き鰻とおばんざいランチ
西芳寺に行った後、四条河原町に行くため松尾大社駅に向かったのですが
ちょうどお昼時だったので、上桂の江戸焼き鰻とおばんざいのランチを食べようと
「きゃんでぃ」さんにお邪魔しました☺
上鰻丼 会席ランチ(2200円)
実はわたし、鰻には目がなくて☺
上ではなく普通のミニ鰻丼 懐石ランチなら1800円だったのですが、欲望に負けました笑
こちらの鰻、祇園の江戸前うなぎ店から譲り受けた秘伝のタレを使っているそう。
八寸、お造り、出汁巻、おばんざい、コロッケなどがズラリと並びます。
このコロッケがまたサクッと揚がって旨い。
そして上鰻丼!!(*⁰▿⁰*)キターー!!
うーん、良い香り~☺✨
タレは甘すぎず鰻も泥臭くない。皮は程よくパリッと香ばしい。
鰻丼単体で考えるとやや小さい感じがするかもしれませんが、
こんなにたくさんの小鉢やらがついて2200円。
お味も美味しくて満足だし、CP(コスパ)高すぎじゃないですか?
お店の外観は昭和的ニュアンスがありながら、店内は改装されたのかお洒落なカウンター中心の作り。
奥にテーブル席が2席あり、わたしは贅沢に奥の席を独占させていただきました☺
🌸梅雨の京都 寺社巡り2社目:三千院(大原)
梅雨の時期で京都といえば、三室戸寺の紫陽花が有名ですね☺
西芳寺の写経後に三室戸寺へ行こうと思っていましたが、6月下旬に差し掛かる前に
雨が降らなさすぎて紫陽花が半分枯れかけている、という情報がTwitterで流れてきていました(泣)
京都の予定は7/1だったので三室戸寺の紫陽花は忘れて、違うところを検討したところ
京都市内から少し離れますが、大原の三千院がなんだか良さそう。
というのも少し北なので、苔や紫陽花もまだいけるのでは?
そんなわけで、梅雨の京都 寺社巡り2社目は三千院に決定。
三千院(大原)へのアクセス
三千院までは四条河原町から京都バスで45分、そこから徒歩20分。
車で行っても駐車場はないとのことなので、なかなかアクセスがハードル高いですね…。
ちなみに四条河原町はバス停だらけでどこから大原行きバスが出てるか迷いまくり。
最終的にマルイのインフォメーションへ泣きついたところ…
バス停案内が普通にありまして、最初からマルイに来れば良かったと思いました😭
さて45分かけてバス移動。
そこから三千院までは土産物屋さんが風情たっぷりに並ぶ緩やかな坂道をずっと登っていきます。
山の方なので空気も綺麗。
三千院(大原)拝観
三千院は天台宗のお寺で、一般の拝観料は700円です。
拝観時間は9時~17時ですが時期により30分前後するようです。
お庭が自然豊かで滝を流れる水の音に心が癒されます。
平日昼間だったからかあまり人気もなく、静かでした。
わらべ地蔵
三千院といえば苔むすお地蔵様。
わらべ地蔵は庭園内にいくつもあり、不思議と心が和みます。
三千院の紫陽花
6月15日~7月13日 は「三千院 あじさい祭り」でした。
やはり少し京都中心部から北に離れているからか、梅雨入りの遅れも問題なし。
紫陽花はとても綺麗でした。
(あじさい苑を見るのはお寺の拝観料700円に含まれるため追加料金はかかりません。)
金色不動堂の2つ隣の建物は茶所となっており、無料のお茶が振舞われます。
紫陽花を見ながら、しそ茶に金粉なんて、なかなか風雅ですね。
御朱印
こちらが三千院の御朱印です。
御朱印を書いてくれる場所はいくつかあり、そのうちの一つが観音堂です。
船底天井
ここまででもかなりLinは大満足の三千院でしたが、こちらも素敵な見所。
現存する最古のものと言われる往生極楽院の「船底天井」は、赤外線カメラを使って調査し創建当時の顔料で極彩色に復元したものです。
この写真は一方向だけなのですが、天井なのでぐるっとあります。見るのは首が疲れますがとても綺麗でした。
アクセスは少し大変ですが、行って良かったです。
🌸夜の伏見稲荷大社
大原の三千院を後に京都市内へ戻ってきたのですが
この時点でもう夕方18時。
京都駅から近い場所にありながら、なかなか行けずにいた伏見稲荷大社(公式サイトはこちら)に行くことにしました。
伏見稲荷大社は参拝時間が24時間okで、夜間はライトアップがあるのです。
そんなわけで、梅雨の京都 寺社巡り3社目は伏見稲荷大社へ。
伏見稲荷といえば千本鳥居、長く連なる赤い鳥居が有名ですね。
鳥居とは、神域と人間が住む俗界を区画する結界であり、神域への門を意味するもの。
赤い色は生命の躍動と災いを避ける色ですが、稲荷大社では稲荷大神様のお力(豊穣)を表す色だそう。
そして伏見稲荷大社は、全国に3万あると言われる「お稲荷さん」の総本社。
稲荷大神様はきつねではなく、お使い(眷属)もきつねではなく目に見えない白狐(びゃっこ)です。
ご利益は五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、所願成就です。
京阪電車で伏見稲荷駅へ。
ホームにも稲荷大神様のお使い(眷属)の白狐さんがちょこちょこと。
駅トイレの壁紙も…可愛い⭐︎
ちなみに…
ここで気をつけないといけないのは京阪電車の伏見稲荷駅からそのまま向かうと伏見稲荷大社の出口ルート側から入ってしまいます。
迂回しながら正面入り口に行くのをお忘れなく…
JR奈良線の稲荷駅から行くのが近いしオススメかも。
Linは間違えて出口ルートから入ってしまいました(涙)
入り口から山頂一の峰までどれぐらいかかるか?
夕方到着から一体どれくらいで山頂に行けるでしょうか?
18:36
伏見稲荷大社入り口です。
平日夕方だからか人は多くありません。
この稲荷山の標高は233m。噂によると山頂まで行って帰ってくるには2時間はみないといけないとか。
18:40
ここから鳥居が続く道が始まります。
千本鳥居です。
行きは右側から入り、帰りは左側から出ると書かれています。
この時点で8割くらい外国人の観光客が来ていて、右左関係なく行き来しておりました。
本当に違う世界に繋がっているのではと思えてくるほど、赤い鳥居が続いています。
願い事がかなうかをみる「おもかる石」をパスしてしまい、ちょっと後悔。。
奥社奉拝所の辺りから、少しずつ道に傾斜がつき始めます。
歩きやすい靴で行かないと足元が危ないかも。
なお、新池を通る辺りからとりまく空気がガラッと変わった気がします。
俗界から神域に入ったという感覚でしょうか?
(ちなみにLinは霊感ないので勘違いならすみません…笑)
19:12
四ツ辻到着。
鳥居が途切れて京都の街を一望できます。
日が暮れてあたりが暗くなってきました。
行き交う人もまばらになり、10分に1組出会うかな?
もう外国人しかいません。笑
夜の伏見稲荷は電灯がついてはいるものの、鳥居の影と石畳の階段(場所によっては急勾配も)で結構見えにくいです。
そして果てしなく続く夜の鳥居、お稲荷さんのお使い(白狐)は、なかなかドキッとします。
(多くの場所で誰もいないから余計に笑)
四ツ辻からは30~40分くらいで山頂がまわれると書かれており、御膳谷参拝所側から回るのがルートのよう。
途中途中で息が切れて何度か「もう帰ろう」と思いましたが、なんとか登り切って、一の峰(山頂)をお参りして下山。
19:56
再び四ツ辻です。
京都の夜景が綺麗です。
20:15
下界に到着!
ライトアップが綺麗です。
途中途中で参拝しながらまわりましたが、所要時間は1時間40分でした。休憩時間ナシというドM行脚ですが(笑)
普通に行かれる方は2時間はかかるとみてもらった方がいいかも。
あと夕方~夜に行かれる場合は足元にご注意ください。スニーカーがおすすめです。
ちなみに、また昼間にお参り来たいな…と思っていた1年足らずに早朝の伏見稲荷大社へいく機会が!
節分祭に京都の寺社巡りをしたのですが、1番最初に行ったのが伏見稲荷大社です。(ブログ記事はこちら)
伏見稲荷大社から出ると真っ暗な時間。
ランチで食べた鰻のおばんざい会席ランチでまだお腹がそんなに減ってなかったので
夜ご飯は食べずに祇園四条まで移動。
舞妓さんが歩いていく姿を見たりして祇園の街並みを眺めて楽しもうと夜の花見小路をぶらぶらと散歩しに来ました。
花見小路に向かう途中、団子屋の「みよしや」さんがお店の準備をしていました👀
🌸幻の団子屋? 京都「みよしや だんご」(祇園四条)
わたしは夜の祇園四条は初めて来たのでどれくらいの頻度で営業されてるかは分からないけど「幻の団子屋」というレビューが。
ネットで調べてみると、19時~21時頃に不定期開店している上、売り切れ御免で早いときは30分、たいていは2時間くらいで店仕舞いという噂。
これはなかなかハードルが高い…
写真撮影禁止なのでお店の様子は文章でお伝えするしかないのですが
開店前から行列でした。
お団子は一本110円。
並んでいる間に本数を聞いて、炭火で焼いてくれます。
↑ こんな感じで包んでくれました。
焼きたてのお団子、あたたかい。
「食べ歩き禁止」なので、その場では開けられず…ちょっと移動した先のベンチでこそっと開けたら、黒糖ベースのみたらしの蜜がたっぷり、
袋の口にはきな粉たっぷり。
小粒ながら焼きたてのお団子を、タレが落ちないように気にかけつつ頬張る。
これ幸せ!
ちなみにLinはこのタレときな粉だけでもうご飯三杯はいけそうです!
ちなみにフォトジェニックの真反対な絵面になりそうな上、舞い落ちるきな粉と蜜でベタベタになったので写真はありません…笑
もうちょっと買えば良かったかな。(ちょっと後悔)
関連ランキング:和菓子 | 祇園四条駅、京都河原町駅、三条駅
梅雨の京都 寺社巡り、如何だったでしょうか?
そうそう、京都寺社巡りは桜や椿の時期・春もオススメです♪(ブログ記事はこちら)