こんにちは、Linです🌸
昨年の秋に「日本のマチュピチュ」と呼ばれる竹田城跡で雲海から日の出を見る旅に行ってきました。その時の記事を旧ブログから引越しして再度こちらにアップします。
場所は兵庫県朝来市和田山町。最高所の天守台は標高353.7m、古城山頂にある国史跡です。
竹田城は1443年に築かれましたが秀吉の攻略で1580年に落城し、今は石垣だけしか残っていません。
しかし廃城から430年以上経った今も石垣はほぼそのままの状態で残されているとのこと。
また、城跡の規模は南北約400m、東西約100mと大きな規模で、雲海の中に浮かぶ姿は絶景!と評判のスポット。
「天空の城 ラピュタ」のモデルにもなったという噂もあるようです。
🌸見頃はいつ?
9月下旬から4月上旬に雲海が見れるとのことですが、日内の寒暖差が少ないと出ないそう。
9月下旬ではまだ朝の気温が高いため、朝方の気温がグッと冷えこむ11~12月が1番雲海が発生しやすいようです。
あとは湿度が高いこと、風が弱いこと、当日の朝は晴れていることが条件で、朝8時までが見頃の時間との事。
入城時間ですが、9月1日~11月30日は朝4時から夕方17時(最終登城: 16:30)です。
3~5月は朝8時から、6月~8月は朝6時から、12月~1月3日までは朝10時からなので、竹田城跡に登って日の出を見られるのは9〜11月の時期なんですね。
(冬期は閉山しています)
目的は竹田城跡で雲海から日の出を見る旅なので、日の出の時間に合わせて暗いうちに登り始める事にしました。
🌸アクセス
まず全国地図から竹田城がどのあたりにあるのか、まず見てみましょう。兵庫県の山間ですね。
アクセス方法です。
① 公共交通機関・電車で行く場合
② 車の場合
車がない方は①の公共交通機関で行く方法になると思うのですが、姫路を経由してJR西日本の播但線で竹田駅に行く方法が割とメジャーなルートなのかなと思います。
大阪からだと特急で和田山駅に向かうルート(所要時間2時間)、
京都からだと城崎行き「特急きのさき」(所要時間1時間50分)で和田山駅に向かうルートがあります。
和田山駅から播但線の竹田駅までは7分ですが、和田山駅からタクシーで20分かけて行く方法もあるようです。(ブルジョワジー)
Linが選んだルートは、姫路から播但線の竹田駅へ向かうルート。
「特急はまかぜ」に乗れば所要時間1時間ですが、1日3本しか走っておらず、運賃に特急指定席代がプラスされるので、片道トータル2690円です。
なので竹田駅まで1時間半~2時間弱のローカル線で行くことにしました。(片側運賃1170円、2019年時点)
こちらは1時間に1本から4本(19時代のみ。平日は5本)なのですが大概は1時間2本。朝夕が3本になる感じです。
🌸 播但線に乗ってビックリした事
地方のローカル線で感じる旅情緒です。
・ドアの開閉が手動(ドアの横にボタンがあります。)
・時間帯によっては1車両(ワンマン運転)
・寺前駅から和田山間は「無人駅」があるためICカードが使えません。
し、渋い!!!👀
ドアの開閉がボタンというのは東京でも端の方に行けば普通にあるんですけど、1車両と無人駅は久しぶりにお目にかかるという(地元がそうだったから懐かしい笑)
ちなみにLinは姫路駅から竹田駅に向かった時間が夜19:49。
21:18着予定だったのですが、新井(にい)駅の手前で
電車が鹿と接触。
10分くらい電車が止まってしまうという事態があり、21:30頃に竹田駅到着。
無人駅なので駅構内は誰もおらず。
夜の駅前は真っ暗でした👀
一人歩きはちょっと心細い😭
🌸竹田駅近くの宿泊施設
竹田駅近くにある宿泊施設はネットで確認する限り4つあります(2019年時点、Lin調べ)
① ゲストハウス 福苗ハウス(素泊まり、1人4950円〜)
② ゲストハウスTENKU (素泊まり、1人6200円~)
③ 竹田城 城下町ホテルEN (一部屋35364円~)
④ 竹田城下町 朱朱(一部屋34100円~)
①と②はゲストハウスなので、ドミトリー(相部屋)価格があり、それで安いのですね。
③は1625年に造り酒屋として創業した建物を利用して作られた宿で、地産地消のフレンチレストランが併設されたちょっといい雰囲気のお宿のよう。(入口だけ見てきた笑)
④はちょっと未確認ですがネットで見る限りこちらも雰囲気良さそうです。
他にも、もしかしたら良さげな宿があるかもしれないので探してみてください。
Linはゲストハウス推しなので②のTENKUへ。
🌸ゲストハウスTENKU
和風でとても雰囲気が良かったです。
個室は高いのでドミトリーにしました。
普通ゲストハウスのドミトリーといえばベッドが並んでるタイプですが、こちらは座敷に雑魚寝するタイプ。
お客さんの少ない時期だったので、最大4人泊まれる部屋を友人と2人で使用させてもらいました。
ありがたい☺
しかし襖を隔てて雑魚寝座敷が二部屋繋がっている作りですから、
襖の向こうのもう一部屋に寝ている女性客の方に「お喋りするなら共用スペースでしてください」と怒られてしまいました💦
すみませんでした😭
共用スペースは座敷にちゃぶ台がいくつかある広い部屋で、キッチンも結構しっかりしてます。
ゲストハウスには珍しく大きな湯船があるのも魅力ですね。湯船に入るのと入らないのでは疲れの回復が全然違いますもん。
↓ゲストハウスのマナーなどはこちら↓↓
ゲストハウスは素泊まりがデフォルトなので、共用スペースのキッチンで何か作るか、あらかじめ何か買い込んでくるか、周辺の飲食店を先におさえておくなりしないといけません。
ゲストハウスTENKUはほぼ駅前ですが、最寄りのコンビニは1.5km先のローソンしかないという事でした。
お金に余裕があれば城下町ホテルのENで、地産地消のフレンチを食べるのも良さそうです。
ディナーだけの利用も出来るようなので。(そこまでするならENに泊まる方が良いかもしれませんが笑)
🌸いざ竹田城跡へ
竹田城跡を楽しむコースは2パターンあります。
① 雲海に浮かぶ竹田城跡の写真を撮るのがメインの場合は、「立雲峡」といって竹田城跡に実際登るのではなく展望スポットに行くコース
② 雲海に浮かぶ竹田城跡ではなく、竹田城跡自体に徒歩で登るコース
立雲峡に行く場合は立雲峡専用駐車場から展望台(三箇所あります)に徒歩で移動するのですが、
もっとも竹田城跡が綺麗に見えるのは第一展望台だそう。(駐車場から徒歩40分)
この日、湿度は80%と高かったようですが、天候が微妙だったのと日中の気温が高く朝方も気温が下がらない可能性が高かったため、
雲海が発生しなくても楽しめるように②のコースを選択しました。
(🌸ちなみに立雲峡は海抜757mの朝来山中腹にあり、樹齢300年以上の老楼が群生しているという北近畿1番の桜の名所だそう。桜の時期に雲海が発生したら幻想的でしょうね☺🌸)
🌸竹田駅から竹田城跡までの移動手段
・車やタクシー、または天空バスで15分かけてタクシー乗降所(天空バスはバス停)まで行き、そこから20分歩くルート
・竹田駅からタクシーまたは天空バスで10分、山城の郷駐車場から西登山道、徒歩40分(2.2km)
徒歩のみのルートなら、
・南登山道は所要時間60分(2.1km)
・表米神社登山道は所要時間45分(1.2km)→ 急な坂道と階段あり。
・駅裏登山道は所要時間40分(0.9km)→ 「通常の登山道」で、1番人気のルート。
10月の頭である、この日の日の出時刻は5:58。
天空バスの始発は8:45(竹田駅発)なので、間に合いません。
タクシーは前日までに予約出来ないと無理そう…。
1番人気のルート、駅裏登山道(通常登山道)から登れば40分で山頂に行けるようなのでこのルートで。5:30に宿を出て登山スタート。
🌸登山開始
5:35出発後の様子 実際は写真よりも若干暗かったです。
登り始めて5分後、意外と道が険しいと心が折れかける😭
足元はスニーカーでしたが途中にちょっと岩場があったりして、道が暗い中、登るのは辛い場所も。
明け方前ですから、安全に登るにはストックと頭につけるライトがあると良いかもしれません。たかだか40分だとタカを括っていた自分にビンタしてやりたいくらいです。
ちなみに入山料は500円。年間パスポートは1000円です。(つまり二回登れば元が取れます)
🌸 結論: 山頂からの眺めは最高でした!
残念ながら雲海とまではいかなかったのですが、モヤのような雲と朝日が見れて、感動!
そして剥き出しの石垣が段々に広がる様子は、まさにマチュピチュを彷彿。(行ったことないけど笑☺)
雲海がしっかり発生している時に、外側の立雲峡から竹田城跡を見たらさぞ綺麗でしょう。
ドローンで空撮したら凄いのが撮れそう、と思いきや「ドローンは禁止」という看板が出てました。
そりゃそうか…笑
ちなみに下山も駅裏登山道から降りたのですが、三回滑って転けました。笑
友人も転んでいたので、お帰りの際は足元気をつけて下さい👀
🌸竹田城の城下町通りで朝ごはん
竹田駅の前に数百メートルほどの短い距離ですが城下町通りがあり、数は少ないですが雑貨屋さんや飲食店などがあります。
雲海シーズンは朝7時に開いているというカフェ「ぽわん」さんへ。
パンケーキモーニングセット600円に季節のジャム100円を付けて注文。
いちじくの自家製ジャムをつけたのですが、これがまためちゃくちゃ美味しかったです。
バター、生クリームと一緒にパンケーキにつけてモグモグ。幸せ~
🌸観光列車「うみやまむすび」
姫路駅へ戻るために播但線竹田駅で電車を待っていると、2019年、7/13から運行開始したばかりの観光列車「うみやまむすび」が!
ラッキーです☺
列車の外観は、高級な重箱みたい👀
観光列車「うみやまむすび」
列車内は、窓の外を眺めながら駅から駅へと移動できる席が片側に並んでおり、なかなか良い雰囲気です。
竹田城跡で雲海から日の出を見る旅はこれにて終了。アクセスや登山、天候条件などのハードルはありますが、なかなか素敵なお出かけ旅行となりました。
コロナの問題で自粛が続いていますが、落ち着いたら是非足を運んでみられてはいかがでしょうか。(開けた山頂は密ではないので遠方からでなければ行けるのかもしれないですが)
Lin🌸