こんにちは、Linです。【日本の中の異国巡り】神奈川県・愛川町で異国スポット巡り…ってタイトルからすでに結構ニッチ分野ですね。笑
実は某SNSの世界の伝統料理コミュニティで、とある記事がシェアされており…ものすごく私のツボに入る内容だったのでめちゃくちゃ気になっていたんです。
それはデイリーポータルZさんの記事で、何やら神奈川県にある愛川町というところが異国スポットに溢れるエリアである様子。
その記事のタイトルは「ブラジル、パキスタン、ラオス…各国の店や寺院が集う神奈川県愛川町で外国旅行」
コロナのおかげで海外にも国内ですら旅行を控えているので、記事タイトルめちゃくちゃ気になる…!!
車がないと難しそうな場所だったので、車を持っている先輩のご主人の運転にて、3人(私と先輩と先輩のご主人)で巡ってきました。
具体的な住所がわからないのと、実際どう回るのが正解なのかわからなかったのでGoogleで何か情報は…と調べたんですけど、あまり見つけることができず。
仕方ないので、ここだけはわかる!(というか住所が判明していたのがここだった)という南米食材店、サボールラティーノにひとまず向かってみました。
★ 参考にしたデイリーポータルZさんの、「ブラジル、パキスタン、ラオス…各国の店や寺院が集う神奈川県愛川町で外国旅行」の記事はこちら。
異国スポット・1:南米食材店 サボールラティーノ
デイリーポータルZさんの記事で最初に書かれているのがこの「Sabor Latino(サボールラティーノ)」
場所は、神奈川県愛甲郡愛川町中津68−12です。
とにかく位置わかるところがここしかないということで、ナビで向かいます。
なんだか看板も色褪せているのだけど、そこがまた異国という感じ。
豊富な食材
店内の様子は、お菓子類、飲み物、缶詰や乾き物といった日持ちしそうな食材類だけではなく、なんと精肉的なものまで!
調べると、昔は2階でシュラスコ食べれたらしいのでその名残でしょうか。
生のソーセージ(リングイッサ、Linguiça)すごく美味しそうだったんですけど、一番最初のお店でソーセージを買うのはなかなか厳しいのでちょっと買うのは保留。
冷凍食品も壁一面とかなり大きなもの。中にはトゥナ(Tuna whole Fruit)という果物やチェリモヤ(Chilimoya Fruit)、キャッサバ(茹で、生とも)などなど。
乾燥した食材には、ミラソルペッパー、パンカペッパー、エンドウ豆の粉、ホワイトキノア、レンズ豆の他、乾燥黄ジャガイモ、ブラックチューノ、ホワイトチューノなどなど。
乾燥ジャガイモ(CHUNO)はアンデス先住民の保存食で、氷点下になる冬に掘り起こしたジャガイモを乾燥させるというフリーズドライ的な食べ物です。
ジャガイモの種類が色々あるのにびっくりしましたが、アンデスはジャガイモの原産地で、世界に5000種類あるジャガイモのうち3000種類がアンデスにあると聞くと納得。
これはすごいな。
そうそう、マスクや石鹸とかもありますね。
やっぱ自国の製品の方が安心するんだろうな。
アメリカに留学してた頃は、ボストンの日本人街で日本の生活雑貨がとてもホッとする存在だったし。
お菓子コーナーには南米のお菓子「アルファホル」、スペインの「ピオノノ」、キャッサバ澱粉で作られたタピオカ粉ビスケット(不思議なドーナツ型)などに紛れて
何故かフィリピンの揚げた豚皮スナック「チッチャロン」が。
チッチャロン、美味しいのでおすすめです。酢は付けない方が好きかも。
イートインコーナー
この食材屋さんには南米料理をイートインできる一角(Lanchonete Sabor)が奥にあるんで、そこでランチをいただくことに。
Coxinha(コシーニャ)
コシーニャは鶏肉のコロッケ。1つ、300円。
ジャガイモ、解した鶏肉が入ってるんですが、そこにミックスで刻んだピクルス?サルサ?を合わせて食べるというもの。
これもなかなか美味しい。
Pastel(パステル)
パステルはサクサクした平べったい揚げ物。
チーズ・牛肉入りが400円。
スペシャルパステルは600円だったのですが、普通にチーズ入りにしました。
ピザ的なジャンク感が良いですね。辛いマスタード風のソース?を付けたら、これが結構辛い。
今思うとスペシャルの中身はなんなんだったのだろう。聞けばよかったな。
Lomo Saltado(ロモサルタード)
こちらはインカコーラ付きで1250円。
ロモサルタードはペルーの定番とも言える伝統料理。なんか醤油っぽい味がすると思ったら、19世紀に移民してきた中国人の影響を受けたメニューで、ペルー料理(クリオージョ料理)と中華料理の合いの子(チファ料理)。
米もペルー仕様なのかな?ちょっとぱらっとしてるけど。
ロモサルタードは揚げたジャガイモと肉、野菜(玉ねぎ、トマト)の炒め物なんですが、醤油に赤ワインビネガーの酸味と甘味、ニンニク、クミンの風味。
これ結構イケるお味です。美味しい。
ただかなり量が多い。たくさん食べる男の人サイズ。
色々頼むなら3人で1皿くらいがちょうど良さそう。
不思議な茶具
ストローと何かよくわからないカップのセットを発見。
これはボンビージャというマテ茶を飲むストロー&カップ(マテ壺)。(SIMONAGGIOというのはブラジルの会社シモナヒオ)
マテ茶にもパイナップル味のほか、いろんなバージョンのマテ茶があるんですって。興味深い。
珍しいからちょっと気になったけど、4800円はちょっと高いなあと買わず。
帰って調べたらアマゾンにボンビージャセットで売ってた。さすがアマゾン。すごい。
サボールラティーノ戦利品
デイリーポータルで勧められていた缶詰を買いましたよ。フェイジョアータ。代表的なブラジル料理です。
黒いインゲン豆と、豚や牛の干し肉(燻製肉)などを岩塩・ニンニクでじっくり煮込んだ料理で、南米に連れてこられた奴隷が考えたレシピだとか言われています。
これもなんか色々種類があったんですけど、1人で食べれる量だと大きいのは買えない。どれが一番ポピュラーなのか聞くと、豚肉のやつがベーシックとお店の方が言ってたのでそれを購入。
まだ食べてないので味はわからないのですが、結構塩気が強いという噂。
ペルーといえばジャガイモととうもろこし、というイメージ通りとうもろこし関連も結構置いている。チチャモラーダ(紫とうもろこし)ジュース、白とうもろこしのパウダーなどなど。
せっかくなので、とうもろこしプディングの素を買ってみました。牛乳入れて煮込んで作るやつです。美味しいかな。まだ作ってないけど。
異国スポット2:ベトナム寺院 Chùa Việt Nam
買い物を終えてさてどこへ行こう?と、お次はベトナム寺院へ。
実は愛川町の一番奥にある場所だったんですけど、色々道路沿いに何かあるんじゃないかって思ったので、山の方へ。
神奈川県愛甲郡愛川町半原4889−1
実はこれが間違い(?)だったんですけど、道路沿いにはめぼしいスポットなかったです(泣)
あ、いや。唯一あったのが、カンボジア文化センター・クメールサマキ協会វត្តសាមគ្គីខ្មែរ-ជប៉ុន (神奈川県愛甲郡愛川町半原1953番地)
ただ、平日の何もない昼間だったためか誰もいないし、閉まってる様子だったので寄らずに行きました。
ベトナム寺院に到着
さてこちらがベトナム寺院
門の内側にシーサーみたいなのがいたり、桜が写っていたり、何かいろんなものがミクスチャーされた不思議空間。
こちらも、平日の何もない昼間だったためか誰もいないし、閉まってる様子でした。ガビーン…
寺院の奥にはプレハブ的な建物があって、何か行事やお祭りとかもあるのかな?
駐車場らしきスペースはなかったのですが、広目の田舎道だったので路駐してぐるっと歩きました。
異国スポット3:在日ラオス文化センター
3箇所目は在日ラオス文化センター。
神奈川県愛甲郡愛川町三増133−11
そうそう、ここは駐車場というか駐車できるスペースはありました。
バス停の場所からちょっと川の方に降る場所。舗装されてないので不安なんですけど多分あってるはず…笑
駐車して向かうと、入り口からすごい異国を感じます。
ここも平日の昼間だったので、開放されておらず。
少し寂しい気持ちをなだめながら、金ピカの仏像がたくさんあるのを見つめてきました。
お祭りはあるの?
ちなみにこの在日ラオス文化センター、お祭りも開かれます。
11月のタートルアン祭り(ラオスの最大の仏教祭典)が開かれたりしている情報もあって、今年もあるのかな。(かなこみゅサイト記事より)
本場のラオスでのタートルアン祭りはこんな感じ。
異国スポット4:タイ食材店 THAI STORE
デイリーポータルZさんの記事に出てきたタイ食材屋さんがどうも見つけられず…とりあえずタイ料理のお店があったのでそこへ。ANDAMAN(アンダーマン)。
神奈川県愛甲郡愛川町中津3425-5です。
レストラン&食材って書いてあるから行ってみたのですが…
行ったら閉まってるやんか~~
タイ食材にはありつけないのか…
と思ったら、道挟んで向かいにありました。
この英語の看板といい寂れた外国のダウンタウンの雰囲気がすごい。
中に入ると、野菜がいっぱい並んでいて、タイの唐辛子の種も売ってました。
お店の人はなんか日本人…と思いきや、「留守番頼まれただけなんで、よくわからんのよー」と。
なんかこのローカル感は結構好きかも。
異国スポット5:パキスタン食材店 A-ONE
タイ食材屋さんの隣にあるパキスタン食材屋さんがこちら。
インターナショナルフードストアーって書いてある。
中は結構広くてインド系食材がメイン。
大久保界隈でありそうなものだけでなく、ジャグリー(Jaggery)という6000年以上歴史のあるサトウキビやパームヤシを原料にインドの精製していない自然糖の塊が売ってたり、
インドの大豆ミートとか、ちょっと変わったものも色々。
先輩はナツメヤシ(デーツ)のセミドライ(?)を購入していました。
お店の人が結構色々教えてくれるフレンドリーな感じの人だったので、ここもなかなか面白かったです。
色々買って満足したのでお店をでたところ、先輩のご主人が「インパラの肉もあったのかね?」とボソリ。
見るとお店の入り口横のガラスに貼ってあるインパラの写真に、「MEAT AVAILABLE」…と…
インパラ???
え?
鹿肉のこと…じゃ…ないよね???
どうなん?
…気にはなったけど、お店でた後だったんで聞きにいかず。行った人いたら教えてください(笑)
戦利品
パキスタン食材店で買ったのはインドのお菓子、缶詰の甘いおやつ。
大豆ミートも面白がって買ってみました。え?どうやって使う?
…なんかタンパク質が足りないときに料理に入れようかなって…(遠い目)
異国スポット6:タイ寺院ワットラカンジャパン วัดระฆัง ญี่ปุ่น
次はラオスのお寺へ…と思っていたのにラオスのお寺が見つからずなんとなく車で移動していたら見つけたのがこのワットラカン寺院の日本支部。
バンコクのワットラカンといえば巨大な黄金の鐘が見つかったので「鐘の寺」と呼ばれるお寺です。チャオプラヤー川を船で渡って現地の人が参拝するローカル寺です。
その支部が愛川町にあるんですねえ。
場所は、神奈川県愛甲郡愛川町中津4987です。
風で鳴る鈴の音がすごく綺麗で癒される…。
ちなみに、ここも平日の何もない日だったので閉まっていて中には入れなかったのです…残念…
Youtubeに、中に入ってもてなされた方の動画があったので貼ってみます。
いいなあ、羨ましいなあ。私も入りたかった〜
お祭りはあるの?
ここの寺院も11月にカティナ祭りというお祭りがあるようです。
カティナ祭りは僧侶に黄色い布(カティナ布)が献上されるお祭りで、一番大きなお祭りだとか。
現地のワットラカンはこんな感じですね。
愛川町に行くのはいつがいいのか?
ラオスのタートルアン祭りも11月だし、11月にまた愛川町に来れば異文化にもっと触れ合えそう。
平日の昼間はどこも閉まっていて寂しいので、お祭りのスケジュールなんかに合わせて行くのがきっと正解ですね。
ちなみにペルーレストラン(レストランティキ)もあったんですが、お腹いっぱいだったんで今回はやめておきました。
(ランチがかなりボリュームあったので…食べ過ぎました…)
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ガッツリは無理だけど軽く何か甘いものが食べたいという話で、牧場行って入り口のアイスクリーム食べて帰りました。あと揚げパン。
締めだけ日本食ですが、良いんです。外国旅行はこれで終了。笑
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