東京で世界を食べ歩くシリーズ番外編で、【中華街食べ歩き・グルメ】です。
孤独のグルメのseason8で出てきたことから元から人気のあるお店だった「南粤美食 」さんはランチタイム行列必至。
そんな香港料理と…
絶品パンのテイクアウトが出来る「のり蔵」さんについて書きました!
🌸香港料理の「南粤美食 」(なんえつびしょく)
横浜中華街といえば観光地、観光地で美味い店を探すのは意外と難しい…という説がありますが
横浜中華街においても例外ではなく、本当に美味しい中華は中華街にないんじゃないかと言う人も居たりします。
じゃあ中華街で美味しいお店はないのか?というとそういうわけでもなく、ちゃんと探せばあります。
人気店、南粤美食
こちら「南粤美食(ナンエツビショク)」さんは某グルメサイトのレビューからも「確実に美味しいオーラ」がガンガン出ておりまして
元々人気があったところに「孤独のグルメ」season.8の第1話「横浜中華街編」のトリで出演した事からランチタイムが行列必至となったお店です。
香港料理とは?
香港料理は広東料理。辛い中華の四川料理とも日本中華とも全く違う感じです。
広東料理というのは中国南部(広東省、香港、マカオなど)で食べられている中華料理で、フカヒレや燕の巣、貝柱などといった海産の乾物や干物などから出る旨味を使った、薄味で素材の旨味を生かす調理となっている。
具材は幅広いですが、中でも海鮮と米、麺料理がポピュラーです。
(孤独のグルメ season.8はアマゾンプライムでも視聴できるみたいです)
🌸いただいたメニュー
香港で食べておきたいと言われる料理を調べていたところ、必食と言われる料理のうち2種類をいただきました。
参考にしたサイト:We love expedia「グルメ必見!香港で絶対に食べたい中国料理10選」
香港海老雲呑麺(980円)
香港海老雲呑麺は、「鮮蝦雲呑麺」といって香港の麺料理を代表するメニュー。
トゥルンとした薄皮でしっかり包まれたぷりっぷりの海老雲呑が4つ乗っていて、これは堪らないですね!
鹹水を使い、シコシコというかシャキシャキというか、腰のある細い麺が特徴的。食感が面白い。
器が小さいのに980円なのでアレッ?って感じかもしれないですが、意外と満足感あります。(価格は行った当時のものです)
鮮蝦雲呑麺は大抵の場合、鶏ガラ出汁で醤油系スープを使いますが店によるとか。
香港には汁なしバージョンもあって、干した海老の卵がふりかけられたメニューもあるようです。
アヒルの醤油煮
香港のメイン料理のひとつに脆皮炸子鶏という低温油による揚げ鶏のお料理があります。香港ではクリスピーチキンと呼ばれるメニュー。(孤独のグルメに出てきた南粤美食さんの名物料理の鶏肉料理はアヒルのパリパリ揚げでした。)
ランチにも名物料理で鶏肉料理があるのですが、「丸鶏の塩釜蒸焼き」がそれにあたります。ただしこの日はなんと売り切れ。行った時間が13:00を過ぎていたから仕方ないのですが、残念なかぎり。
お店の方が、代わりにアヒルの醤油煮(現地名は「滷水鴨」)を勧めてくださったので頼んでみました!
滷水鴨は酒と醤油をベースに生姜、花椒、八角を入れ煮込むお料理なのですが、こちらもシェフ自慢のお料理。
1/4サイズで1500円、骨ごと中華包丁でぶつ切りでサーブされます。(ワイルド!)
煮崩れしないのは赤身でかつ弾力あるお肉だからですね。骨の比率が結構デカいですが皮に脂が乗って美味。
(北京ダックも皮を食べる料理ですしね)
ちなみにアヒルというと、バングラデシュ料理屋さん「美味キッチン」でダックブナ(アヒルのカレー)を食べたのを思い出します。
アヒルというと珍味風ですが実は鴨なんです。野禽が鴨、家禽をアヒルと呼ぶんですね。知らなかった…(生物学的に同じです)
(バングラデシュ料理のブログ記事はこちら)
腸詰め干し肉貝柱釜飯
煲仔飯(ボウチャイファン)というと土鍋の釜飯です。
ご飯に肉や魚、野菜、モツなどの具材をのせて生米から炊き上げ、醤油のタレで食べる香港庶民派グルメ。
かき混ぜて、鍋肌にご飯を押し付けておこげを作っ食べるのオススメ。
オーダーして調理に20分くらいかかるので、時間に余裕がないランチは避けた方が良いかも。
干し肉といえばブータン料理の「ガテモタブン」でも食べましたが、硬いけれど旨味があって私は結構好き。(ブータン料理のブログ記事はこちら)
人気のテイクアウト「粽(ちまき)」
竹の皮に包まれた南粤粽。測ってみると、1つ480〜490gとずっしり重い。
人気のテイクアウトメニューですが、この日たまたまランチタイム過ぎても残っていたのでホクホクしながら購入。
北海道の赤豆、貝柱、餅米、豚のバラ肉、塩漬け卵入り。味付けは塩味であっさりしているのが広東の粽(ちまき)なんだそう。
冷凍したら1週間、冷蔵でも3日持ちます。たっぷりの沸騰したお湯で、冷蔵なら15〜20分、冷凍なら30分茹でると餅米本来のお味が戻って来るとか。
一つ1000円でお高いですけどかなり満腹に。
今回食べれなかったお料理:
ちなみに、いろんな人のレビューを見ていて気になったお料理がこちら。
おそらく通常メニューではないので、果たして希望を言ったら作ってもらえるのか、予約専用になるのか?分からないのですがいつか食べてみたいメニューです。
粥底火鍋(お粥鍋):
広東省順徳の郷土料理で、最近香港でも人気が出てきた火鍋です。底にお粥の入った薬膳鍋だそう。海老、ホタテ、鶏肉、牛肉、海鮮団子、豆腐、カボチャなど、食べ進めていくとお粥の入った鍋にいろんな具材の出汁が出てくるのだとか。
人を集めて開催してみたいけどコロナ禍で大勢の鍋料理はちょっとご法度ですよねえ…(いつになったらできるやら)
煎堆皇(チントイウォン):
餅米と水、グラニュー糖で作る「食べられる風船」。大きく丸く膨らませるのはかなり技術がいるみたい。日本で食べられるお店がなかなかないという話なので、ますます気になるお料理です。
関連ランキング:広東料理 | 元町・中華街駅、日本大通り駅、石川町駅
🌸絶品デニッシュパン「のり蔵」
中華街のはずれになるのか、大通りから一本入った裏通りにある見るからにお洒落なパン屋さん。
たまたま偶然見つけた看板に「イチゴのシュトーレンあります」って買いてあって、あまりにも気になったのでランチを食べた後に寄ってみました。
人気のパンは?
和風のお土産物屋さんみたいな店内にはたくさんの種類のパンが所狭しと並んでいます。
食パンを見ると「春よ恋」「はるゆたか」といった国産小麦のブランドネームが使用されていました。
優柔不断なので、お店の人に人気があるのはどのパンか尋ねたところ、「食パンですかね。あとはシラスのパンとか、海苔を使ったこちらのパンとか」
ご飯系のパンが人気なんですね。というか、パンの具材が和風なんだ。なるほど、確かに和栗とか抹茶とか、スイーツ系も和物が多い印象。
絶品デニッシュパン
和風もいいけど洋風の気分だったのでデニッシュパン(4枚切り…だと思う。2枚で320円だったかな)を購入。
これがね、すごいんですよ。
なんていうか絶品すぎて、もう飲み物級。
私の人生の中で一番美味しいと言うと語弊が出そうなので、私の一番好きな味のデニッシュパンと言わせていただきます。
リベイクしても美味しいけど、そのままでするするスルーーーーッと消えてしまう勢いで食べてしまいました。
何これ…もっと買ってきたらよかったやん…
ちなみに妹がチョコレートのデニッシュパン(550円だったかな)を買ってたんですが、1口欲しいと言う前に食べ終わっていたので味はわかりません…
絶対美味しいやつだと思います。
カボチャの食パン使用のフレンチトースト
こちらはフレンチトーストなのですが、かぼちゃの食パンしようと言うことでパンプキンシードが生地に練り込まれています。白いのはホワイトチョコレート。
カボチャの塩気にレーズンシュガーの風味が乗っていて、これも美味しかった。280円なのにずっしりボリュームです。
こちらのお店、もし私が中華街の近くに住んでいたら毎日行っちゃいそうなパン屋さんです。
今度また中華街行ったら、しこたま買ってこよう。
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Lin🌸