ADHDを画像診断?ブレインクリニックのQEEGを実際に受けてみた結果

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こんにちは、Linです🌸

実は私、子供の頃から忘れ物と片付けられない不注意がありまして。

いわゆるADHD(注意欠陥多動性障害)をずっと疑って参りました

受診先をなんとなく見ていたら、ADHDを画像診断できると書かれたブレインクリニックのサイトを見つけ…

検査はQEEGという検査。費用は自費なので少しかかりますが、1万4、5千円なら、と行ってみたわけです。

実際に自分の脳みその働き方を目で確認したい気持ちもありましたし。

というわけで、ブレインクリニック受診のレポを書きます。

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🌸ADHDを疑っていた私の症状

授業中にじっとできずに歩き回るのはなかったんですけど…

人が話をしててもすぐに他のことを考えたり、映画好きの母親に映画館へ連れて行かれても10分おきに時計を見てしまうほどの集中力のなさがありました。

小学校の頃は宿題を忘れると正座のまま問題集を解かされ木の棒で叩かれる進学塾に行かされていたおかげと言っていいのかわからないですけど、地元でそこそこ有名な中高一貫の進学校へ入学。

しかし椅子に座ると考え事するか、漫画を描くか、寝るか。いや、寝ていた時間が一番長いのかもしれない。

なにしろ好きな科目(生物、国語、美術)以外の学校の授業はほぼ入眠。入学当初は真ん中の成績だったのが卒業時には下から4番目に…。

過眠がひどくて起きていられず、朝もなかなか起きられず…頭ボサボサ、制服はぐちゃぐちゃのまま慌てて時間ギリギリに学校へ向かって自転車に乗って学校へ。

赤信号を無視してチャリを飛ばし、デコトラの装飾に目を奪われて看板に激突したりしていました。

遅刻も沢山しましたけど、3回遅刻すると親に手紙が行くので怒られるのが嫌で、結構必死で学校に向かう毎日でした。

そんな私に、理系じゃないと大学へ行かせないと親が言いまして。

仕方ないので高2の進学時に無理やり理系に行きましたが、赤点を3教科(数学、物理、英語)取った高校2年の1学期中間テストで親を呼び出され、文系への転向を担任から勧められる始末。

いや無理でしょ。そもそもついていけませんやん?

もちろん成人してからも不注意、忘れ物、紛失、部屋の散らかりに苦しめられておりました。

「片付けられない女たち」という本が出た時に、「こ、これは私のことではないか?!」なんて衝撃を受けたものです。

うっかりミスが多く、バイト先で「今のミスはわざとですか?」と怒られたり、「コップ毎日1個割ってるよね」など言われる始末。

ぼうっとしているのがほとんどですが、ちょっとしたことでイライラしたり、待つのができずに人の話中に喋り出すこともあったり…。

ニキリンコさんの本などを読むとどうもやはり自分はADHDのように思う、しかし本に出てきた画像診断SPECT(脳の血流量を見る検査)が一体どこで受けられるかわからない。

とりあえず大学病院なら診断できるのではないかと期待を持って受診したところ、部屋の写真を撮ってこいとか小学校の成績表を持ってこいとか言われたのが嫌で、通院せず経過。

大体、物をなくすのが得意な私にそんな昔の通信簿、探す気力はありません。

しかし不注意や物忘れで仕事に差し障りがあったりもするもので、受診はしたいなとずっと思っておりました。

リタリコさんの女の子の発達障害特徴のページがとてもわかりやすく、まるで自分をみて書かれたかのような内容だったので、もしADHDを疑っている女性の方であれば一読されてみると良いかもしれません。

女の子の発達障害の特徴、特有の悩みへのサポートなどを解説【専門家監修】【LITALICO発達ナビ】
女の子の発達障害は、男の子と比べて特性の偏りによる目立った問題行動が少なく、気づかれにくいという特徴があります。また、女の子は身だしなみのマナー、女の子特有の人間関係、異性との付き合い方など、成長とともに、さまざまな困りごと・生きづらさに直...

🌸QEEG(定量的脳波検査)

ある時ネットを見ていたら、脳の画像でADHD特性やASD(アスペルガー)特性、学習障害特性、不安特性、うつ特性を診断することができるという検査があるというブレインクリニックのサイトを発見。

QEEGというのは普通の脳波検査と違って画像で確認できる検査。

3歳1ヶ月から高齢者までが受けられる検査で、薬を飲んでいても大丈夫で身体への侵襲も少ない検査なんですね。

脳SPECT(脳の血流量変化を画像で見る検査)や光トポグラフィー(近赤外光で頭部の血流を測定して波形で見る。健常、うつ病、双極性障害(躁うつ病)、統合失調症のパターンが判別できる厚生労働省認可の検査)よりも精度が高いとのこと。

ADHDを画像診断で確認できるなら確認してみたいと常々思っていたことから受診をしてみようと思い立ちました。

🌸脳波検査とは

脳は活動すると微弱な電流が流れるのですが、その電気を電極で拾って波形にしたものが通常の脳波検査(EEG)です。

QEEGは脳波をデジタル信号へ変換し、数学的解析をかけて画像として可視化する技術です。

🌸脳波の種類

δ波(デルタ波 0.5〜4ヘルツ未満):ノンレム睡眠時

θ波(シータ波 4〜8ヘルツ未満):夢を見ているレム睡眠時

α波(アルファ波 8〜13ヘルツ未満):目を瞑って安静にしている時、覚醒してぼーっとした状態の時。

β波(ベータ波 13ヘルツ以上):考えている時

ADHDではデルタ波・シータ波・ベータ波が増加し、シータ波とベータ波の比が強くでるのだとか。

ベータ波が強すぎると過集中に、シータ波が強すぎると注意が散漫になり1個のことに集中できなくなります。

鬱だとアルファ波が増加、不安では側頭葉中心にベータ波が増加するようです。

🌸料金

保険診療外のため自費になるとのことで、金額を聞いたら14300円(税込)で少しお高いのですが医療費控除の確定申告を行えば税金の還付を受けることも可能とのことです。

実際にはそこに初診料(3300円)なんかも乗ってくるので2万円あれば収まる額ではありました。

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🌸ブレインクリニックへ

予約を入れてブレインクリニックへ。まず心理士さんからの質問を受けて医師の診察、それが終わったらQEEG検査という流れだったと思います。

ADHD的に、話をしている最中に「あれも言わなきゃ」「そうそう、これがあるから…あ、ところでこんなことも…」

話がそれたりしてまとまらなくなることもあるので、診察で言いたいことはちょっとまとめておいた方がいいかもしれません。

QEEG検査は診察と別の小部屋へ移動し、頭にネット?メッシュ?状のかぶり帽子のような

検査器具を装着して行いました。

指を刺した場所を見ていてください、とか指示されるのでそのようにするんですけど、検査中に色々考えが浮かんでしまいあまりぼーっとできないんですねえ。

🌸QEEG検査の結果

QEEG結果①
QEEG結果①

画像を見ながらドクターの説明を聞きました。

「結果ではグレーではありますがQEEGの画像からはADHDに…限りなく近い黒です。おそらく能力値がもともと高く、左右の脳の活動バランスも良いので、能力値で助けられてきた感じに見えますね」

あ、そうですか…

QEEG結果②
QEEG結果②

「不安も強そうですね」

ちょっと神経症的なところがあるので、不安は強いですね。

EEG
EEG

波形を見ても良くわかんないや…(遠い目)

🌸TMS治療

何度かに渡り頭部に磁気を当てることによって、少しずつ症状を改善する治療方法「TMS」を勧められました。

内服だと飲んでいる間は改善するが副作用もあるし、TMSみたいにやめた後にも効果が持続することがないということです。

自由診療なので1回2万超え…しかも安定して効果が出る(評価できる)までにかなり回数をかける必要があるとのこと。

おすすめは32回で60万くらいだったかな…

うへ…

磁気を当てるとADHDの脳は一回シナプスが結合するとなかなか外れないのが外れるようになるので、頭の中のゴチャゴチャがスッキリするというのがかなり魅力的ではありますが、

保険適応ではないのは治療効果がまだ厚生労働省が認めるほど出ていないということだ、だからやめておけと妹の言葉。

うつ病については同じく自由診療ながら慶應大学病院や慈恵医大でもしているのと一定数の効果が認められているので良さそうではあります。

効果についてはまだサンプル数と有意差が明らかではないということでしょうか。

一応、アメリカでは認められているという話ではあります。

ちなみにうつ病の治療とは当てる場所、磁気の強さが違うということです。

こちらでTMS治療を受けるとカウンセリングの代金が安くなるのは魅力があります。

発達障害は薬などのメインの治療だけではなく並行して環境調整や認知行動療法など行うのが良いです。発達障害は軽度であれば薬の内服はなしで環境調整や生活の工夫で様子を見たりもします。

🌸やはり心理検査

ADHDを画像診断するだけではなく結局は心理検査も受けないと診断にはならないんですね。これはやはりちゃんと心理検査を受けに行く必要が。

心理検査といえばWAIS-Ⅳ(ウェイスフォー)という知能検査で得手不得手の傾向、それとASD・ADHD検査(これは設問に答えていく検査)というものが代表でしょうか。

大人のADHDを診てくれるクリニックをまず探さないとかなあ…

というわけで、大人の発達障害を診てもらえるクリニックを探すことに。(続きはこちら

Lin🌸

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