東京には美術館がたくさんあるのでアート鑑賞が好きな方は行く場所に困らない程アートに触れやすい環境にあります。
私は都区内在住ではないのでそんなにあちこち回り切れてはないのですが、行った美術館について少しずつレビュー&ご紹介していけたらと思います。
今回は、立川PLAY! MUSEUMで絵本アートの世界を。
2020年6月にオープンした立川駅新街区「グリーンスプリングス(GREEN SPRINGS)」内にある「プレイ ミュージアム(PLAY! MUSEUM)」です。
行ったのは2021年の2月。「がまくんとかえるくん」生誕50周年記念「アーノルド・ローベル展」と、「エリック・カール:遊ぶための本」展が開催中でした。
🌸PLAY! MUSEUM(プレイ ミュージアム)とは
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「絵とことば」をテーマにした美術館で、大人も子どもも楽しめるというコンセプトの「PLAY! MUSEUM」(公式サイトはこちら)。
「PLAY! PARK」という子供が遊べる広場を併設した、「ありそうでなかった」複合文化施設です。
PLAY! MUSEUMへのアクセス
最寄駅:JR立川駅北口か、モノレール立川北駅から徒歩5分。
(妹の情報によると)立川のヒルズ(?)と呼ばれているエリアの一画にあります。
PLAY! MUSUEMのチケット
混むのもチケット売り場で並ぶのも避けたいところ、土日はオンライン予約チケットがあります。(予約はWebサイトから)
入場料:
大人1500円、大学生1000円、高校生800円、中・小学生は500円です。
立川市在住の場合:
大人が1000円、大学生は600円、高校生は500円、中・小学生は300円に。
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🌸PLAY! CAFE
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よし、今日は妹と2人で立川PLAY! MUSEUMで絵本アートの世界を堪能するぞー!と思っていたのですがちょうど昼時だったので先にPLAY!CAFEでお腹を満たすことに。「はらぺこあおむし」ならぬ「はらぺこふたり」です。
カフェフードで楽しむ「はらぺこあおむし」の世界
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開放感のある店内は光が溢れていて、ほっとする空間。
トマトケーキを顔にした「はらぺこあおむしのフルーツパフェ」も気になったんですけど、ランチタイムなので食事系にしました。
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妹は「はらぺこあおむしのチキンライス」(1680円・税抜)と、「あおむしラテ」(600円・税抜)
私は「月曜日のピザトースト」(1800円・税抜)
結構ボリュームがありそうだなとは思ったのですが、やはりコンセプトカフェに来ると色々、映えるものを撮りたいじゃないですか。
チキンライスはサフラン使用のため妊婦さんにはNGですが、この可愛さよ…🥰
ちなみにショーケースには「あおむしのマシュマロラテ」「おほしさまのチーズケーキ」のほか、「はらぺこあおむしのガトーショコラ」が。
あおむしがいっぱい並んでて可愛いいいい!!
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🌸企画展:アーノルド・ローベル展「ふたりはともだち」
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小学生の頃に何度も読み返したあの本。そんな中で自分ベスト入りしている本の一つにアーノルド・ローベル「ふたりはともだち」があります。
カエルくんとガマくんの2人の、ほっこりする友情の物語。
「あたたかくてほっとする」「誰かが誰かの支えになっている」
そんな気持ちをローベルは絵本にこめて描いています。
日本初のアーノルド・ローベルの展覧会として、原画やスケッチなど200点を展示しています。
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初期作品
学生時代の試作本「ペトルーシュカ」表紙からスケッチに始まり、「いろいろへんないろのはじまり」原画、下絵、コール・デコット・オナー賞を受賞した「よるのきらいなヒルディリド」原画などの展示があります。
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ペン、インク、水彩、鉛筆、紙が主な画材。原画も墨版、色版の展示も。
詩人:ジャック・ブリラツキー
「お絵かきはデザート、お話づくりはほうれん草(Drawing Is the Dessert, Writing Is the Spinach)」というのはローベルの口癖。
絵を描くのは得意でもお話作りは苦手だったといいます。
アメリカの代表する詩人の1人、ジャック・ブリラツキーと20年にわたって共作した作品は7冊。
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ともに日本語訳のものは出版されていないのですが、「悪夢(Nightmares)」と続編「首なし騎士(The Headless Horseman Rides Tonight)」では線を交差させる「クロスハッチング」という技法を使い、悪夢に出てくる12の怖いものを描きました。
The Headless Horseman Rides Tonight: More Poems to Trouble Your Sleep
Nightmares: Poems to Trouble Your Sleep
最後の共作となった「怪獣のティラノサウルス(Tyrannosaurus Was Beast)/未訳」はローベルが亡くなった翌年である1988年の出版です。
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後年に詩や童話の挿絵を描くことが多くなったローベルはマザーグースを愛していました。
マザーグースのうち306篇を選び、挿絵をつけた作品「ランダムハウスのマザーグース(The Random House Book of Mother Goose)/未訳」はローベルが亡くなる前年の出版となっており、ローベルの集大成とも言われているもの。
「ふたりはともだち」
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がまくんとかえるくんシリーズは、全部で4冊。
「ふたりはともだち」が1972年に出版されてから「ふたりはいつも」「ふたりはいっしょ」「ふたりはきょうも」の3冊が続きます。
下絵、レイアウト、原画墨版などスケッチが100点。
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それから、がまくんとかえるくんの日常を描いた「一日一年」、アニメーション作家・加藤久仁生さんによる作品も。
🌸「エリック・カール 遊ぶための本」展
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絵本の魔術師と呼ばれるエリック・カールはアメリカを代表する絵本作家です。
コラージュを使った色鮮やかな作品の数々を世に送り出しています。
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入り口には絵本とソファがあり、子連れのお母さんが一緒に絵本を読んだりしています。
遊ぶための絵本
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絵を見て文を読むだけではなく、「数える」「動かす」「触る」という遊びを絵本の中に取り入れたエリックカールの世界を体験。
カラフルな壁の前で写真を撮ったり、丸い穴を覗くと作品があったり、色々と楽しい展示です。
絵本づくりと「はらぺこあおむし」が出来るまで
エリック・カールの絵本作りの手法、表紙の裏側である「見返し」についてや、
グラフィックデザインの仕事、アートとの出会い、「はらぺこあおむし」が生まれるまでといったエリック・カールの軌跡についても。
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🌸お土産
「がまくんとかえるくん」クッキーボックス
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PLAY!CAFEで購入した自分用のお土産はこれ。
なんとなかなか予約の取れないスイーツ店「ASAKO IWAYANAGI」(公式サイトはこちら)のクッキーです。4枚入りで800円とかだったと思うのですが、やはり有名パティスリー。ザクザクして美味しいです。
自由が丘駅から二駅の等々力なので少々遠いのですが、いつかは行ってみたいお店です。パフェのビジュアルがやばい…(語彙力)
チケット購入のプレゼント
そうそう、チケット購入時に「おてがみ」のカードプレゼントがついてきました。けっこうしっかりした作りです。
こういう特典ってちょっと嬉しいですよね。
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立川PLAY! MUSEUMで絵本アートの世界、いかがだったでしょうか?
コロナ禍でお出かけすることに自粛を求められる日々ですが、密にならない日程で少し足を伸ばしてみるのも。
そんな感じでたまに息抜きにしています。
ちなみに東京アート巡りの第1回は、表参道にある「岡本太郎記念館」です。(ブログ記事はこちら)