日本に唯一のスロヴェニア料理レストランへ行ってみた。レポ

この記事は約10分で読めます。

こんにちは、Linです🌸

普段、東京で世界を食べ歩くシリーズを書いているのですが、今回は東京ではなく京都です。

東京って世界一世界中のお料理が食べられる都市なんですけど、まさか京都に日本に唯一のスロヴェニア料理レストランがあるとは思いもよらず

そもそも京都に花見旅行を友達が企画していてそこに便乗し、旅行で食べたいお店を探していた時にふと見つけたんですよね。

友達は「え…?京都なのに?スロヴェニア?」とちょっと怪訝な顔でしたけど、

変わった異国のお料理を食べ歩くのが好きな私は猛プッシュしてここのお店にディナーを食べに行く流れにしました!

🌸スロヴェニアってどこにあるの?

スロヴェニア(SLOVENIA)と聞いても「んー、ヨーロッパの方だよね…?」くらいしかイメージなかったので調べてみました。

ジャジャン。

Google地図で調べたスロヴェニアの位置

見ていただくとお分かりになるかと思うのですが、オーストリアの下にありますね。隣国にはハンガリー、クロアチア、イタリアがあります。

スロヴェニアの北〜北西側にはアルプス山脈、ディナル・アルプス山脈が走っており、

麓から山々に向けては登山やスキー観光客が多く訪れ、わずかな距離の海岸線ながらアドリア海沿岸に向けてはヴァカンス向けリゾート地として活気ある場所となっています。

一方、南側のクロアチアに向かう地域はカルスト台地の不毛な土地が続いており、日本の四国より少し大きめの国面積でありながら地域により様々な表情のある国です。

(ちなみに四国の方が人口は多いです。やはり日本は人口密度が高いのですね〜)

国土の半分以上は森に覆われていて水が豊富なのが特徴。鍾乳洞の宝庫(世界遺産もあります)でもあり、ハンガリー同様に隠れた温泉国。

気候は北が高山気候、海岸部は亜地中海性気候。東北部は大陸気候が存在しています。

🌸ピカポロンツァ

ピカポロンツァは京都府太秦にあるスロヴェニア料理の専門店です。(公式サイトはこちら

日本でここしかないと言われており、貴重な存在のレストランです。

ピカポロンツァ内装
ピカポロンツァ内装

てんとう虫がトレードマークのようですが、内装は切り絵が飾ってあったり照明が和紙だったりして京都らしい感じの内装です。

(現在はコロナの対策で隣の席にお客さんが入ったら、スルスルと天井から仕切りをおろしてくれるようです)

オーナーシェフのイゴールさんはスロヴェニア首都リュブリャナ出身。イゴールさんと奥様のお二人で経営されるレストランです。

スロヴェニアも地域で分けるとアルプス(山間部)、地中海(アドニア海沿岸部)、カルスト(クロアチア国境方面)、パンノニア(ハンガリーと国境を接する平原地域)の4つがあるため、

4つの地域それぞれにある食文化、伝統料理をバランスよく食べれるようメニューを構成しているそう。

そうそう、お店で調理される野菜は、お店の方が心を込めて育てた有機無農薬野菜というのも魅力的ですね。

ピカポロンツァはスロヴェニア料理専門店です
ピカポロンツァは日本で唯一のスロヴェニア料理専門店です。自家栽培の無農薬有機野菜で作るヨーロッパの家庭料理を、アットホームな雰囲気で味わえる小さなレストランです。

🌸休日限定ディナーコース(4600円)

スロヴェニアといえば隠れたワインの名醸地と言われています。冷涼地なので白ワインがメインのようですが、白ワインを醸したオレンジワインの産地でもあるんですね。

お酒飲めたら確実にワイン頼んでたのですが、お酒が飲めない私が頼んだのはハーブティー。(エルダーフラワーのコーディアルとも迷いましたが)

ピカポロンツァにはたくさんのハーブティーがあります。

スロヴェニアのハーブティーの中から選んだのは確かアルプスのお茶。高山植物をメインにブレンドしたお茶でした。

日本で唯一のスロヴェニア料理レストランで飲んだハーブティーと、地中海チーズ&ラスク
日本で唯一のスロヴェニア料理レストランで飲んだハーブティーと、地中海チーズ&ラスク

コースの開始です。

まず出てきたのは、ラスクに地中海チーズ、オリーブが乗ったもの。

地中海チーズ

地中海チーズというのは、ハルーミまたはハルミ(Haloumi、またはHalloumi)

地中海のキプロス島で生まれたチーズで、山羊や羊のミルクを混ぜて作ったもの、または牛の乳で作ったものがあります。

セミハードで塩気が強く、噛み締めるとキュッキュッという歯応えがあるのが特徴です。

チーズ臭さはなく、スライスしてグリルで少し焼いて食べるのが定番みたいですが、生でも食べるチーズです。

オリーブが使用されているのとかも地中海って感じですね。焼いても溶けないみたいで、これ、お酒に合いそうです。

全粒粉のパン

ピカポロンツァ全粒粉パン
日本で唯一のスロヴェニア料理レストランで食べた全粒粉パン

蕎麦粉で作るパンがスロヴェニアの伝統的なパンですが、こちらのコースは日替わりで蕎麦粉か、ライ麦、全粒粉、玄米パンか変わってくるもの。

この日のコースで出たパンは全粒粉のものでした。全粒粉というとヘルシーなイメージでポピュラーになってきましたよね。

持ち上げると普通の小麦粉と違い、もったりと少し重い。千切るとミチっとした感じでやや酸味があるのですが、個人的にはそんなに強い酸味ではなかったです。

🌸前菜(オードブル)

日本で唯一のスロヴェニア料理レストラン、ピカポロンツァの休日コース オードブル
日本で唯一のスロヴェニア料理レストラン、ピカポロンツァの休日コース オードブル

ディナーコース、まずは前菜から。手前から順に…

ザワークラウト

ザワークラウトは、千切りにしたキャベツを塩と香辛料で漬け込んだキャベツの漬物です。

酢を使用せず、発酵の過程で乳酸菌が乳酸を出すのでその酸味だけ。

香辛料にはディルシードやキャラウェイシード、ジュニパーが使われることが多いようですが、地域や家庭によって違うそう。

ザワークラウトというとドイツのイメージがありますが、フランスのアルザス地域、ポーランドなど北欧、東欧、ロシアや、ドイツ移民の多いアメリカやカナダでも良く食されています。

ちなみに、クルド家庭料理ランチで出てきたピクルスも酢は使ってなくて、こちらはレモン果実でしたが酢の重い酸味ではないので優しく食べやすいです。

蕎麦粉のズリヴァンカ(Zlevanka)

100%蕎麦粉の生地にカッテージチーズと紫玉ねぎを乗せて、ピッツァのようにオーブンで焼いたスロヴェニア伝統料理です。

茶色の蕎麦粉生地はタルトみたいなしっかりした歯応え。チーズと玉ねぎが合っていて美味しい。

ポーランドやドイツでは芽が出なかった蕎麦ですが、スロヴェニアでは根付いたようですね。

さて…

スロヴェニアの伝統料理の一つにアイドヴィ・ジガンツィ(Ajdovi žganciという蕎麦粉をお湯でこねながら加熱調理したものがあるのですが、日本の蕎麦がきとよく似た食べ物なんですね。

バターやチーズ、サワーミルクなどで食べるそうです。食べる際の合わせ方が西洋料理っぽいのがまた不思議な感じですよね。

レシピはこちらのサイト参照しました✨

ジガンツィ|スロベニア料理 レシピ|e-food.jp
ジガンツィは、スロベニア版そばがき、もしくはそば粉版シュペッツレといった趣きの、素朴なそば料理です。

実はネパール料理にも蕎麦がきにあたる食べ物がありまして、ディードと言います。こちらは蕎麦粉と全粒粉を練り上げ、ギーという油(澄ましバター・無塩のもの)をつけて食べます。

巣鴨のプルジャダイニングさんで何年か前に食べたことがあるのですが、もちもちの塊で塩気があまりないんです。

というわけで主観的に言うと、私は普通のダルバート(ネパールの定食)の方が好みだったりします。(参考にしたサイトはこちら)

antenna :アンテナ- おでかけ&イベント情報、そしてグルメも!話題の記事が読み放題のキュレーションアプリ

スロヴェニアでの蕎麦の食べ方は他、蕎麦の実をポリッジで食べたりします。ポリッジというのはお粥やオートミールにあたるもの。

たくさんの種類のキノコとあわせて食べると非常に美味しいそうですよ。スロヴェニアは水が豊富で森が多いためキノコがたくさん取れるのです。(なんとトリュフの産地でもあります)

ハーブとポークのパテ

奥側右手にあるのは、豚肉を細かく刻んで練り上げたハーブ入りのパテ。パテは元々フランス料理で、語源はパイ生地(pâte パート)です。

パテの後ろにあるのは(写真では見えないけど)紅芯大根。それから芽キャベツ、ブロッコリー、かぼちゃが付け合わせであります。

野菜のギバニッツァ(ghibanizza)

サーモンとジャガイモ、野菜とカッテージチーズ(野菜は季節で変化)が層状に重ねられオーブンで焼き上げたパイです。

この日の野菜は何が使われていたのかちょっと覚えてないのですが、写真を見るとキャベツ…なのかな…?

上にサーモンが一切れ乗っていて、前菜プレートだけでも結構ボリューミー。

ちなみにギヴァニッツァは蕎麦粉のズリヴァンカと同じ、山間部の家庭料理です。

🌸スープ

パプリカの赤いスープ、サワークリーム入り

日本で唯一のスロヴェニア料理レストラン、ピカポロンツァの休日コース  パプリカのスープ
日本で唯一のスロヴェニア料理レストラン、ピカポロンツァの休日コース 
パプリカのスープ

パプリカの赤いスープといえば、先日行ったハンガリー料理を彷彿とさせますね。

おそらくハンガリー国境に接するパンノニア平原の郷土料理なのかなと思います。ハンガリー料理はパプリカ料理と言われるほどパプリカをたくさん使用するんです。

ハンガリーの国民料理である赤いスープのグヤッシュにもパプリカ粉を使用しているのですが、グヤッシュは「牛飼いのスープ」。パプリカに含まれるカプサイシンで寒い冬でも体を温めてくれるスープなのです。

そしてサワークリームを使用しているのを見ると、ハンガリーの家庭料理チキンのパプリカ煮を思い出します。(パプリカドットフのランチ記事、またはアズフィノムのディナー記事)

サワークリームはロシア料理でも使うので、個人的には東欧っぽいイメージがある食材です。

🌸メイン(魚、肉料理)

太刀魚のパイ皮包み

日本で唯一のスロヴェニア料理レストラン、ピカポロンツァの休日コース  太刀魚のパイ皮包み
日本で唯一のスロヴェニア料理レストラン、ピカポロンツァの休日コース 
太刀魚のパイ皮包み

スロヴェニアの魚料理というと川魚のマスが食べられていてガーリックとレモンで食べる焼き魚料理が多いのですが、

こちらの「パイ包み」というのはフランス料理の調理方法ですね。パテ同様に伝わってきた感じでしょうか。

スロヴェニアからフランスまでは少し距離があるけど、少しずつ何らかの形で伝わってきたのだろうと歴史に思いを馳せてみるのも面白い。

フランス料理というとちょっと澄ました印象の響きがあると思いますが、こちらはホタテやパプリカ、色々な野菜がつけ合わされていて家庭的な雰囲気があります。

かかっているのは古典的なフランス料理のレシピと同じバターのソースだったように思います。(多分ですけど)

ポークのペチェンカ(オーブン焼き)

日本で唯一のスロヴェニア料理レストラン、ピカポロンツァの休日コース  ポークのペチェンカ
日本で唯一のスロヴェニア料理レストラン、ピカポロンツァの休日コース 
ポークのペチェンカ

ペチェンカというのはペッチ(オーブン)で焼いた肉と言う意味で、所謂ローストポークです。(スロヴェニアの超定番メニュー)

ピンクペッパーやブラックペッパーを使用した味付けはシンプル

オーブン料理というと冬寒いヨーロッパの料理という感じがして、ちょっといい感じのイメージですよね。

🌸デザート

日本で唯一のスロヴェニア料理レストラン、ピカポロンツァの休日コース デザート
日本で唯一のスロヴェニア料理レストラン、ピカポロンツァの休日コース
デザート

ここまで食べるのにかなりお腹がパンパンになるほどボリュームがあるのですが、甘いものはやはり別腹。3種類も出てくるなんて、嬉しい限り。

スロヴェニアでは、カッテージチーズやドライフルーツ、ナッツを使ったナチュラルなケーキが多いのですが、

この日のデザートは、有機イチジクの赤ワインコンポートとマスカルポーネのアイス、レモンタルト、リンゴとクリームチーズのザクザクケーキでした。

甘さはやや控えめぐらいで、さっぱりとお茶と一緒にいただくのにちょうど良い塩梅です。

ご馳走様でした!

お店情報

日本で唯一のスロヴェニア料理レストラン、ピカポロンツァ外観
日本で唯一のスロヴェニア料理レストラン、ピカポロンツァ外観

関連ランキング:西洋各国料理(その他) | 太秦天神川駅蚕ノ社駅嵐電天神川駅

↓ちなみにピカポロンツァに行った時の京都花見旅行についての記事はこちら。京都旅行の参考に是非🌸↓

にほんブログ村 グルメブログへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ

タイトルとURLをコピーしました